「人生で、最も心に残っている一作は何ですか」 映画、音楽、演劇、絵画、本……人生を変えた一作があるという方、そんな大切な作品への愛を止めどなく語れる方も多いのではないだろうか。 高松市の田町にある「本屋ルヌガンガ」は、そ…
生まれ育ったまちの文化をつくる仕事 | 松下文さん
「それでは、今からまちの歴史や特産を勉強しましょう」 そんな先生の一言から始まる授業が、小学校では必ずある。自分たちが暮らすまちの歴史や、地理や産業を学ぶ時間。しかし恥ずかしながら、「地元の特産って何?」と聞かれても、大…
「今、農業がめちゃおもしろい」-つながりがつくる農業革命 | 鈴木茂昌さん
朝のもやに陽の光が差し込み、1日が始まる。一段と冷えた朝だ。 「寒い、休みたい」 そんな弱音が頭の中にちらつく。しかし残念ながら、畑の野菜はそんな気持ちを汲んでくれはしない。寒い日も、暑い日も、晴れの日も、雨の日も、欠か…
「地域に恩返し」という想いの進化系、「誰もが安心して暮らせる地域をつくること」 | 今川宗一郎さん
「パパ、これ買って!お願い!」 おもちゃ売場で小さな男の子が涙ながらにお願いする手には、アンパンマンの人形が握られている。アンパンマンは50年もの間、日本の子どもたちのヒーローだ。 そんなアンパンマンは、実は他のヒーロー…
車で移動するまちの未来と、歩いて移動するまちの未来 | 真鍋康正さん
テレビを点けると大歓声が耳に入る。スポーツ中継で、あるチームの劇的な勝利が映し出されていた。活躍した選手の興奮気味なインタビューと、対称的に冷静な監督のインタビュー。監督はいつも選手から一歩引いて、広い視野で物事を見てい…
たったひとりのため、特別な1日のため、一皿から始まる風景を届けるケータリング | 柳田晃一郎さん
「あなたの大切な記念日はいつですか。その日は何をして過ごしますか」 自分の記念日だけではない。友人の、恋人の、家族の、それぞれの記念日もまた大切な1日だ。記念日の過ごし方の定番といえば、おしゃれなレストランでおいしいご飯…
外からの地域貢献と、内からの地域貢献 | 若宮武さん
「セネガルにいるとき、地元でゲストハウスをしようという考えに至ったんです」 「え、なぜ」と思った。そのふり幅の大きさに驚く。アフリカ・セネガルの地で青年海外協力隊として活動していた若宮武さんは、帰国後に高松市でゲストハウ…
街の英会話教室は、ローカルとインバウンドをつなぐ総合商社 | 穴吹英太郎さん
「Excuse me.」 びくっとした。恐る恐る声のする方に顔を向けると、大きいリュックを背負った金髪のお兄さんのまっすぐな瞳と目が合った。たぶん初恋の人に声をかけられたときでもこんなに緊張しないと思う。 「Could …
東かがわのみんなの妹、そしてみんなの母になる人 | 滝かなえさん
「あなたの強みを教えてください」 「自己PRを1分でお願いします」 ぴしっと決めたスーツ姿の面接官が重い口調で言葉を投げつける。就職活動で面接を受けたことがある方なら、耳が痛くなることもあるのではないだろうか。 仮にだが…
好きな人が自然と集まってくるグラノーラ屋さんの秘密 | みのちせさん
「なんかこの街、居心地が良いなぁ」 旅先で、肌に染み込む心地良い空気感。うまく言葉にできないが何となく好きな感じがする、何となく心地良く感じる場所というのは誰にでもある。 京都の凛として荘厳だけどちょっぴり敷居の高いあの…
ものづくりは、場をつくり、関係をつくる | 白石雄大さん
最近、自分の手で何かものを作ったという人はどのくらいいるだろうか。量販店やインターネットを通して何でも安価に買えてしまう便利な昨今、自分でものを作るという機会はめっきり減ってしまった。そんな時代に逆行し、ものづくりの価値…